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チャレワン活動報告 ~1年生の活動 1学期編~

今年度からスタートしたチャレワン活動ですが、1年生がどのような活動をしているのかをここで紹介します。

次の図は、今年度の1年生対象チャレワンガイダンスで紹介したものです。

1年生のスタートは、「知る」に重点をおいた活動に取り組んでいます。
何事も「知る」のに大切なのは「出会うこと」です。1年生1学期は様々な出会いがありました。

新入生オリエンテーション

最初の「知る」は、新入生オリエンテーションです。様々な中学校から進学してきた1年生。「はじめまして」の人ばかりです。
そこで最初のチャレワン活動は、入学式の2日後、『仲間づくり』からスタートしました。

協力してある「ワード」を表現したり、
「ROKKO」人文字を作ったりしました。

「自分をパンに例えると、何パンですか?」・・・そう訊かれたとき、自分なら何と答えますか? 今年度、実はこの質問はいろいろな場面で登場します。チャレワン活動の自己紹介も、「自分は何パンか」「そう考える理由は」という「問い」と「答え」からスタートしました。

「いろいろなものに合わせられるから食パン」「いろいろな面があるから三色パン」などなど、いろいろな回答がありました。ちなみに何回かやっていく中で、違うパンになったり、そのパンを選んだ理由が変わったりと、自分の見方が変化していくことに気付くきっかけにもなりました。

大人と話そう ~対話のワークショップ「エンジン」~

「知る」ためには、自分の世界を広げることと深掘りすることの2つが必要です。『仲間づくり』の次は、対話を通して自分を深掘りする&自分の世界を広げることをテーマに活動を行いました。

自分を深掘り

6月のチャレワン活動では、自分を深掘りするための「自分解体シート」を作成しました。「エンジン(=自分を動かしている価値観や動機)」、「ハンドル(=迷った時ときの判断基準)」、「ブレーキ(=モチベーションが下がるとき)」の3つの観点から、自分自身を深掘り&友人とのインタビュー形式の対話でさらに深掘りしていきました。

地域の大人と話そう!

次に取り組んだのは、地域の大人の方々に協力をお願いし、対話をすることです。現在の高校生は、自分の家族や教員など、「限定された大人の人」以外の大人と接する機会がなかなかありません。チャレワン部では、「生徒のキャリア観が狭かったり浅かったり、あるいは固定的な職業観しかもっていないのは、様々な大人と出会い、話す機会がなかなかないことも影響しているのではないか?」と考えました。自分の世界を広げるきっかけとなるイベントが、この『大人と話そう』企画です。
今回は地域の大人の方々にも、生徒の取り組んだ「自分解体シート」を事前にやっていただき、生徒からインタビューを受ける形式で、自分のエンジンや価値観、仕事への意識を語っていただきました。もちろん最初の自己紹介は「自分をパンに例えると、何パンですか?」です!

「高校時代にやり残した事が沢山あるとおっしゃっていたので、してみたいことはなんでも挑戦してみようと思った。」「判断を間違えても人生何とかなるという言葉を聞いて、進路で迷っていた自分の心が少し軽くなった気がした。貴重な体験ができてよかった。」などなど、生徒にとって自分の世界を広げる素敵な体験となりました。
自分のことを語る大人の姿に、「生き生きしていて輝いていた」という印象を持った生徒も大勢いました。高校1年生が、身近な大人を見てこのように感じたことが、何よりも大切なことだと思います。
ご協力してくださいました皆様、本当にありがとうございました!

東京研修

自分の世界を広げる次の機会は、7月末に行った東京研修です。そこでは3種類の出会いがありました。

①大学生と出会う

キャンパスを探検中

大学訪問をし、大学生からキャンパス案内を受けました。

②研究者と出会う
東京大学医科学研究所の西村瑠佳先生と大学院生の方々による講義を受講しました。学問の最前線を知る機会となりました。

振り返りの様子

③企業と出会う
班別研修として企業訪問をしました。アイレックス様、朝日新聞社様、オリエンタルランド様、勝俣サウンドラボ様、Google様、サントリー様、JTB様、ソニーグループ様、テックファーム様、電通様、トレジャー・ファクトリー様、パイオニア様、ビズリーチ様、ヒューマンバリュー様、ブリヂストン様、みんなの銀行様、森永製菓様、ユーザベース様の18社からご協力いただき、企業見学やインタビューを行いました。

企業訪問

地域の大人の方々との対話を通して広がった視野や価値観をもって、様々な企業の方と出会い、さらに自分の世界を広げることができました。

「この機会に大学や企業をしっかりと調べることができた」「意志があるから、その研究室で研究したり、この企業で働いたりするのだなと思った」などなど、世界が広がるだけでなく、自分の世界を深堀りすることにつながる気付きがたくさんありました。
ご協力してくださいました皆様、本当にありがとうございました!

1学期の様々な出会いを通して、変化し成長していく六高生。1学期は出会うことを通して世界を広げる機会がたくさんありました。2学期は自分を深堀りすることを軸に活動していくことになります。