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「シン・文武両道」

六日町高校の校訓は「文武両道」ですが、実は六高のチャレワンは「文武両道って何?」と考えるところから始まりました。

「文武両道」とは?

学校における「文武両道」といえば、「勉強と部活動」というのが一般的だと思います。ですが、学校生活は勉強と部活動だけで成立しているものではありません。
「文武=勉強と部活動」に狭めてしまうことで、取りこぼされてしまうものがあるのでは? それだけやれば良いと考えてしまい、可能性が限定されてしまうのでは? などなど、校訓である「文武両道」について、立ち止まって考え、議論するところが、チャレワンのスタートでした。

「文武両道」の捉え直し

長年の伝統の中で受け継いできた「文武両道」の精神は大切にしたい、一方で「文武」を従来通りの勉強と部活動に限定してしまうと実際の学校生活にそぐわない、ということで、議論を重ねた結果、「文」「武」を下記のように捉え直してみようではないか、というところにたどりつきました。

文:「静」的学び…教養や自己の内面を深める学び
  具体的には教科学習、論文作成、読書など
武:「動」的学び…体験や活動を伴う学び
  具体的には部活動、行事、生徒会、ボランティアなど

学校生活において、「教養や自己の内面を深める学び」と、「体験や活動を伴う学び」はどちらも必要とされる大切なものです。相互に連関し、不可分な面もありますが、その二つの学びを大切にすることが、本質なのではないかと我々は考えました。
勉強や部活動という以前から大切にしてきた2つも内包しつつ、それにとどまらない六高生活全般の様々な学びを大切してほしいこと。また、得意なことや活躍したり頑張ったりするフィールドやタイミングは生徒それぞれで異なるため、六高生活の全てを通して互いに認め合い応援しあうことのできる仲間づくりをすること。
六高生の新たな可能性を引き出すために、「文」・「武」をこのように再定義しました。

「文」と「武」を結ぶもの

「文」と「武」はそれぞれ互いに影響しあうもの、時として切り離せないものですが、この二つをよりよい形で結び付けていくためには何をしていけば良いのか、これが次のテーマでした。チャレワン部では、「探究的な学び」が有効なのではないか、と考えました。
「探究的な学び」とは、「答えが必ず一つあるとは限らない、自分ならではの問いを起点に何かを発見したり、感じたり、経験したりしながら、知識と知識、知識と世の中の出来事などを関連付けながら学ぶ学習方法の一つ」をさします。


六高流学びのイメージ

中心にいるのは、六高生自分自身です。自分の興味や関心を大切にしたうえで、「文」・「武」の二つの学びを、探究的な学びで結び付け、自分の思う「~をしたい!」「~ならもっと良くなりそう!」「~があればもっと楽しいかも!」を、実現するために何をすれば良いのか、そのためにどういった知識や力が必要なのかを考え、実践し、ブラッシュアップしていく過程を通して、自分だけではなく、社会が、未来が「より良く」「より楽しく」なるために「自分はどうすれば良いだろう」と模索し行動できるようにする、その精神こそ、「文武両道」ではないでしょうか。

シン・文武両道


「シン・文武両道」をまとめると、以下の通りです。
文:「静」的学び…教養や自己の内面を深める学び
武:「動」的学び…体験や活動を伴う学び
 →「文」と「武」の両輪を「探究的な学び」でつなぐ。

この校訓のもと、六高では今まで以上に様々なことに全力で挑戦していきたいと思います!!!!!